書痙


(書痙の改善克服法について)

人前で字を書く時に手が震えるとか、お茶を入れる時に手が震えてしまう、お酌してもらう時に手が震えるといった、手の震えで悩んでいる人も多いですが、これは書痙(ショケイ)と言われる、人見知り症の症状から来ている可能性が大きいものなのです。

ただ、残念なことに、今は専門の先生であっても、書痙ということが、良く分からず、本態性振戦といった病名をつけて済ませていることが多いように思います。

そして、さらに困ったことには、手の震えの原因を、手の神経にあると診断し、手術をしてしまうことも中にはあるのです。

しかし、これは書痙のことを全く理解していないところから来ることだと言って良いと思います。

つまり、書痙は人見知り症の症状の一つであって、神経症から来ているものなのです。

ですから、薬を飲んだり、手術をしたりしなくても、森田療法の考え方を身につけていく中で、手の震えに対する「とらわれ」が薄れてくれば、少しずつ改善してくるものなのです。

ただ、このためには、ある程度の時間が必要になってくるものなのです。

つまり、書痙は精神安定剤や、抗不安剤といった薬を飲めば、これで治るという類のものではないのです。




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