沈黙恐怖


(沈黙恐怖の改善克服法について)

人と話している時に沈黙の時間があると耐えられないということで悩んでいる人も多いと思いますが、これは沈黙恐怖と言われる、人見知り症の一つの症状になります。

家族とか夫婦など、ごく親しい間柄であれば、一緒にいて沈黙の時間があっても、それほど、ソワソワしたりしないものですが、他人、特に会社の上司や同年代の異性など、自分にとって影響が大きいと思われる相手と一緒にいる時に沈黙の時間が訪れると、その場にいることが辛くなってしまうものなのです。

独身の男性や女性であれば、恋人や結婚相手となりうるような同じ年頃の異性と一緒にいる時の沈黙に耐えられないと感じる人も多いのではないかと思います。

そして、このことが常に気になり(病的状態)、劣等感が強くなり人を避けてしまうようになるのが沈黙恐怖の症状だと言って良いと思います。

ただ、この症状も元は人見知り症から来ていますので、森田療法の学習をしていく中で、沈黙に対する「とらわれ」が和らげば、これで充分、改善してくるものなのです。

ただ、このためには、ある程度の時間(数ヶ月から数年)が必要になってくるものなのです。

今は精神科などの病院に行くと薬を処方されますが、これは沈黙に伴う不安や緊張を一時的に抑えるだけの効果しかないと言えるのです。

つまり、沈黙恐怖は精神安定剤や抗不安剤といった薬を飲めば、これで治るという類のものではないのです。


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